ナレッジベースの構築と検索テスト
ナレッジベースは、ファイル、Webページ、ノートを検索可能な断片に処理します。これは「資料にはどう書かれているか」に答えるのに適しており、モデルに文書全体を永久記憶させるものではありません。
資料を新規作成してインポート



実際の質問でリコール結果を検証する
資料が【準備完了】と表示されたら、実務で実際に起こりうる質問でテストします。たとえば規程ライブラリなら「海外で借りた車は精算できる?」と聞き、返ってきた内容が正しい資料に基づいているか、十分な文脈を含んでいるかを確認します。
正しい資料にヒットし、断片で質問に十分答えられる
Agent に紐付けて使用できる
資料にはヒットしたが、断片が途中で切れている
まず元文書の構造を確認し、その後分割長を調整する
古い規程や無関係な資料にヒットする
古い資料を整理し、より明確なタイトルと内容を補う
まったく結果がない
資料の状態と質問の表現を確認し、むやみに返却数を増やさない
RAG設定の理解方法
RAGとは「先に資料を検索し、それからモデルに回答させる」ことを指します。一般的な設定では、分割長、重なり範囲、返却数、関連度の閾値を制御します。
分割長
各検索断片にどれだけの内容を含めるかを決める
まずはページの初期値を使う
断片がしばしば文を途中で切ったり、多くのテーマを混在させたりする場合
分割の重なり
隣接する断片のつながりを保持する
少し重なりを持たせる
条項が段をまたぎ、文脈がよく途切れる場合
返却数
一度にいくつの候補断片を提供するか
少量の結果から始める
重要な資料を取りこぼすときは増やし、ノイズが多すぎるときは減らす
関連度のしきい値
無関係な内容を除外する
リコールテストで判断する
無関係な結果が多いときは引き上げ、正しい断片が除外されるときは下げる

応用例:社内規程Q&Aライブラリの構築
現行規程を部門ごとに整理し、ファイル名にテーマと適用範囲を含めます。インポート後は「出張時の宿泊費が上限超過したらどう扱うか」「試用期間中の休暇は誰の承認が必要か」など、実際の質問でリコールテストを行います。断片が正確であることを確認したら、このナレッジベースだけを「規程Q&A」Agentに紐付け、回答時には資料名を明示するよう求めます。内容が不足している場合は、見つからなかったと明確に伝えます。
ナレッジベースは、ファイルが期限切れかどうかを自動で判断しません。規程、価格、プロセスが変わったら、古い資料を更新または削除し、再度リコールテストを行う必要があります。
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